小学生でもわかる!?
たとえば、車の自動運転のプログラム。
難しそうですよね?
しかし、基本構造は意外と単純です。
だから、小学校の授業で、小学生にプログラミングを教えることができます。
このページでは、プログラミングの基本構造をお伝えし、本アプリの構造は次ページ以降でお伝えします。
プログラムの基本構造
プログラミングの基本構造は、つぎの3つです。
❶ 順次実行
❷ 条件分岐
❸ 繰り返し
では、単純化した”車の自動運転”で説明します。
❶ 順次実行
「A交差点を左折し、B交差点を右折し、目的地に到着する」プログラムは、A交差点左折→B交差点右折、の順番でプログラミングします。
このプログラミングされた順番で処理を行うことを、順次実行と言います。
人が上から文を読むのと同様に、コンピュータも上から順にプログラムを実行します。
❷ 条件分岐
さて、前方の障害物で“止まる”プログラミングはどうするのでしょうか?
条件分岐という技を使います。
自動運転は、障害物があると”止まり”、無いときは”進み”ます。
・障害物の有無が条件です。
・”進む””止まる”が操作です。
この条件で操作を分岐させることを、条件分岐と呼びます。
自動運転のプログラムは、車載カメラで対象(障害物、信号、標識)の値(あり/なし、赤/青/黄、とまれ/30/60)を取得し、車の操作(進む/止まる)を分岐したり、車の速度の値を分岐します。
この条件分岐が、”プログラミングの肝”と言えるでしょう。
❸繰り返し
では、”順次実行”だけでプログラミングすると、”障害物の条件分岐”は何度書くのでしょうか?
たとえば、1000mの距離で、1mごとに”障害物のチェック”をすると、”障害物の条件分岐”を1000回プログラミングする必要があります。
これは、ムリですね。
そこで、繰り返しの技を使います。
すると、”障害物の条件分岐”のプログラミングは1回だけで済みます。
繰り返しは、プログラム(障害物があると”止まり”、無いときは”進む”条件分岐)とともに、そのプログラムを終了する条件(目的地と車の位置情報が一致した時)をプログラミングします。
つまり、繰り返しは、終了する条件を満たすまで、プログラムを繰り返す仕組みです。
以上の順次実行、条件分岐、繰り返しが、プログラムの基本構造です。
小学生も理解できるほど、プログラミングの基本構造は単純です。
❹ 変数
さて、プログラムの基本構造は3つですが、重要な技として変数があります。
変数を使うと、上の例の「A交差点を左折し、B交差点を右折」の交差点名と進行方向を、ユーザーが自由に入力できます。
まず、プログラムの交差点や進行方向を、穴埋め形式の空欄aや空欄bでプログラミングします。そして、ユーザーは入力フォームで、空欄aや空欄bへ、交差点と進行方向を自由に入力します。この空欄aや空欄bを変数といいます。
なお、ユーザーが変数に値を入れるほか、プログラムで変数に値を入れたりもします。
まとめ
なんとなく、プログラミングの基本構造を理解できたでしょうか?
アプリはVBAを学ぶことなく、Excel自動化プログラムを作成できます。
アプリは、他の利用者とデータが混ざらないよう、簡易なユーザー登録が必要ですが、無料で利用できます。