「NoCodeVBA」にようこそ!
「NoCodeVBA」はエクセルVBAマクロを作成できる無料アプリです。
いままでChatGPTのプロンプトを書いて、失敗した書き方と改善策をまとめています。
なお、処理のすべてをプロンプトで記述するより、「NoCodeVBAで作成したコードをChatGPTで修正」するほうが手っ取り早いと感じます😄
- プロンプトが”あいまい”になる原因と対策
- Bingにコードを貼り付けるとき
- Bingよるリファクタリング・コード修正
- ChatGPTで関数の意味を調べる
- VBAコードをChatGPTでつくるお勧め3選
プロンプトが”あいまい”になる原因と対策
幾度となく、正しいコードが引き出せなかった経験から、
エラー原因1 文書形式と不要な情報
Excelのsheet1に売上データがあります。項目はA列からH列にかけて、伝票番号、販売日、店舗名、商品名、入数、数量、単価、金額の順です。A2セルから下の行にデータが入力されており、この中でB列の販売日が20230724になっている行を黄色にするためのVBAコードを作成してください。
上のプロンプトも、正しいコードが出力されます。
しかし、文書形式と不要な情報は、曖昧になりがちです。
そこで、要件を箇条書きにします。
VBAコードを作成してください。
要件は下記の通りです:・対象シートは"Sheet1"
・対象セルは"a2"セルから"h2"セルを上端とする表の最終行まで
・B列の値が'20270724'と等しい行に限り、セルの色を黄色にする
箇条書きの宣言は「要件は下記の通りです:」で行い、末尾はコロン(:)です。
エラー原因2 主語が無い
プログラムコードは主語("シート”、”セル”)が必須です。
エラー原因3 対象シートを指定していない
プロンプトに「”●●”シートを選択する」指示をいれます。
”処理対象ではないシート”がマクロ実行前に選択されていると、そのシートで処理が始まります😢。
対策1 同一処理と、別処理は明示する
箇条書きは、それぞれの行の関係が不明になりがちです。
・対象セルをコピーし、"全社"シートの最終行の一つ下のセルにを貼り付ける
なお、"全社"シートの最終行が"A1"セルのときは"A1"セルに貼り付ける
・上記の処理がすべて終わったら、"全社"シートを選択する
そこで、2行目は中点(・)をつけず、”なお”をいれ、1行目に従属することを示します。
対策2 効果的に読点(、)を使う
読点の有無や場所で、ChatGPTの誤読が改善しました。
対策3 主語の整理
プロンプトの主語には”セル”をたくさん使います。
ChatGPTが理解しやすいように"対象セル"、"選択したセル"、"そのセル"などで対象セルを明示します。
プロンプトを整理し"セル"を1回しか使わないことも効果的です。
対策4 トピックを分ける
プロンプトが”あいまい”だと、AIがユーザーとは異なる解釈をします😵💫。
”あいまい”さを排除するため、プロンプトが長いときは、トピックを分けコードを複数作成します。
複数のコードに分かれても、それらを”連続実行”することができます。
対策5 概要をいれる
概要を入れると、内容が”あいまい”でも、ChatGPTが概要から内容を推測してくれます。概要は、”処理の概要は「●●●する」ものです”を入力します。
対策6 文章を極力短く
プロンプトを何度も読み直し、不要な言い回しを削ります。
削ることにより、不足している主語やシートの指定漏れを見つけることができます。
対策7 引用するとき
引用対象に番号を振る
(1) はカンマで区切られた複数のマクロ名です。この順番でマクロを連続して実行するコードを作成してください。
(1) 処理1,処理2,処理3
上の例は、3行目の(1)の前に、半角の空白が入っています。
コロン(:)を付ける
コロン(:)の後ろで改行します。
A はカンマで区切られた複数のマクロ名です。この順番でマクロを連続して実行するコードを作成してください。
A:
処理1,処理2,処理3
AのコードとBのコードを比較し、違う箇所をおしえてください。
A:コードAを書く
B:
コードBを書く
Bingにコードを貼り付けるとき
会話のスタイルを「より厳密に」を必ず選択してください。
「より創造的に」になっている場合があり、その時は。。。(笑)
背景色が紫のときは「より厳密に」か?確認してください。
Bingよるリファクタリング・コード修正
リファクタリング
コード修正
ChatGPTで関数の意味を調べる